フェラされたい

セックスさせろとは言わない。せめてフェラされたいんじゃ!と、私の心が叫ぶようになったのはいつの頃からだろう。それはおそらく、某大手電機メーカーにおいて「早期退職」と言うリストラがされた頃からだと思う。
私は実情は閑散とした部署に追いやられていた日陰者だったのだが、それでも部長と言う肩書を持っていて会社の知名度も相まって「まあ、あの会社の部長さん?」と女性たちに興味を持ってもらえる存在であり、黙っていても私の周りには女性が群がってきて、その手の行為には全く不自由しなかった。いわば私の肩書は「無料セックス許可証」のようなものだった。
しかし、今の私に「無料セックス許可証」はない。当然ながら、出会うきっかけも無くなり、在籍当時はあれだけ懇意にしてくれた女性たちも全く見向きもしてくれなかった。今さらながら許可証の効力を再認識した次第だ。
トイレフェラ
ならば「有料セックス」しか道はないのであるが、年金生活まであと10年以上はある。金銭的にもさすがに生活を考えなければならない立場だ。この年で再就職も厳しいだろうし、「無料セックス許可証」を発行してくれるような企業とはおそらく縁がない。せめて「無料フェラ許可証」くらいは手に入れたく、再就職を模索している日々なのである。
だが、セックスは無理だがフェラくらいなら何とかなるものなのである。私と同じように、せめてフェラされたいんじゃ!と心が叫んでいるジジイはいっぱいいることに気づいた。お金のかからない趣味として、サウナや映画に通いだした私はその現実を知った。そんなジジイは相手を求めて、私同様に常に股間をたぎらせている。
私はそのジジイたちの相手をすることに決めた。当然見返りも期待できる。まさにフェラされたい私にとってはギブアンドテイクだ。私はジジイ相手を続けるだろう、いつか、女性相手の「無料フェラ許可証」を手にするその日までは。
「寝言言ってないで、さっさとハロワ行ってこい!」と言う奥さんの言葉にようやく目が覚めた。道を踏み外すところだったかもしれない。
フェラ割
F割